シーバックソーン 別名「生命の果実」

人体への活性物質を豊富に含有

≪特徴≫


・ビタミンC・E、フラボノイド、カロテノイドが豊富
・疲労物質を除去
・果物としては珍しく不飽和脂肪酸が含まれる
・人体に必須の栄養成分(微量元素)が多数含有
・8種類の必須アミノ酸含有

≪シーバックソーンの栄養素≫

①ビタミンC
②フラボノイド
③ビタミンB6
④ビタミンB12
⑤SOD


ビタミンE
ビタミンA
ベータカロチン
必須脂肪酸
リンゴ酸
クエン酸
不飽和脂肪酸
アミノ酸


※この他にも、シーバックソーンは多くの栄養素を含有しています。




シーバックソーンの栄養素①ビタミンC

≪万病予防≫
壊血病を予防することから発見された水溶性のビタミン。別名、アスコルビン酸。かぜ、がん、万病を予防・改善する働きがあります。


≪不足すると...≫
がん 感染症 かぜ 貧血 老人性白内障 万病


≪ビタミンの銀行≫
ビタミンン銀行と呼ばれるほど豊富なビタミン類が含まれています。とくに、ビタミンCに関して、シーバックソーンはあらゆる果物のなかで最大の含有量を誇っています。


≪コラーゲン≫
コラーゲンを生成し保持する働きがあり、肌や血管、粘膜を強化します。また、抗がん剤としても有名なウィルスを攻撃するインターフェロンの生産を促進し、ウィルスの核酸を破壊する作用があるとされ、かぜの予防、発がん物質の抑制に強く作用します。


≪ヘモグロビン≫
抗酸化作用、抗がん作用、抗ウィルス作用、解毒作用があるほか、体内の鉄や銅の吸収を助けるヘモグロビン合成促進の働きもあります。


≪相互作用≫
シーバックソーンは、ビタミンAも含有していますが、ビタミンCとAを同時にもつ果物は希少です。さらにビタミンEも含むため、栄養素の相互作用によって各ビタミンの効果は最大限に発揮されます。


≪喫煙習慣≫
喫煙習慣やストレスによって、ビタミンCは失われていきます。また食品に含まれるビタミンCは、残念ながら、調理によってほとんど失われます。




シーバックソーンの栄養素②フラボノイド

≪ポリフェノールの仲間≫
植物に広く含まれる色素成分で、種子の発芽と成長を調節します。発がん物質の活性化を阻害するポリフェノールの仲間です。


≪不足すると...≫
がん 動脈硬化 血管障害 肝炎 心臓疾患 感染症


≪豊富な含有量≫
フラボノイドは、植物の種子の発芽と成長を促進する栄養素。とくに過酷な環境下でたくましく育つシーバックソーンだからこそ、その含有量は豊富です。


≪抗酸化物質≫
強力な抗酸化物質であることが明らかにされており、ごく少量で発ガン物質の活性を阻害します。また、フラボノイドはコレステロールが酸化される前に活性酸素を中和することが判明しています。


≪最新の研究≫
最新の研究によって、フラボノイドがヒト直腸がん細胞にアポトーシス(不要・有害となった細胞が自らを積極的に殺すプログラム)誘導を示すことが発表され、大腸がんの予防と治療のためにきわめて有望な薬として可能性があると報告されています。


≪毎日の補給≫
このほかにも、脳血管障害や動脈硬化、肝炎、心疾患などに対する働きが明らかにされていますが、残念ながら、フラボノイドは摂取しても体内にはわずかしか吸収されません。食事以外に、毎日の補給がとても大切です。




シーバックソーンの栄養素③ビタミンB6

≪皮膚炎予防≫
皮膚炎を予防することから発見された水溶性のビタミン。別名ピリドキシン。たんぱく質代謝を活性化させるので、肉食に偏りがちな食生活の方には必須です。


≪不足すると...≫
動脈硬化 貧血 アトピー 月経前症候群 認知症 不眠症 自律神経失調症


≪認知症予防≫
食事から摂取されたタンパク質は、体内でアミノ酸に分解され、からだに必要なタンパク質に再合成されます。ビタミンB6はこのタンパク質の再合成を促進します。その他にも、脂質や糖質の代謝、神経伝達物質の合成にも関わっていて、認知症予防にも有効。


≪けいれん発作≫
欠乏症から300人以上の赤ちゃんがけいれん発作を起こしたという事件がありました。1951年、米国で過度の高温殺菌で、ビタミンB6が破壊された缶入りミルクが販売されたことが原因。B6欠乏による中枢神経の異常な興奮が、けいれん発作を招きました。


≪アレルギー症状≫
ビタミンB6の欠乏によって、貧血、神経失調症、神経過敏や不眠、胃腸のただれ、湿疹、じんま疹などのアレルギー症状を引き起こします。


≪月経前症候群≫
臨床試験により、乳房の痛みや圧痛、抑うつなどの月経前症候群(PMS)の症状の改善、女性の腎臓結石リスクの減少、肺がんのリスク減少、などの効果が明らかにされました。


≪妊娠中≫
抗生物質の長期服用者、妊娠中の女性、避妊用のピル常用者などは、ビタミンB6欠乏のリスクが高まります。毎日の補給が必要です。




シーバックソーンの栄養素④ビタミンB12

≪造血≫
悪性貧血を予防することから発見された水溶性ビタミン。別名コパラミン。赤血球のヘモグロビンの合成を助け、造血に働きます。


≪不足すると...≫
時差ぼけ 胃腸障害 アルコール性肝炎 貧血 疲れ目 自律神経失調症 下痢


≪ヘモグロビンの合成≫
ビタミンB12は、赤血球のヘモグロビンの合成を葉酸と協力して助ける働きがあります。不足すると、悪性貧血の原因となります。悪性貧血になると、からだがだるくなる、めまい、息切れ、手足の痺れ、ふさぎこむなどの神経症状や精神症状を招きます。


≪粘膜組織の生成≫
胃や腸粘膜のような組織の生成に、ビタミンB12は必須です。欠乏すると胃酸の分泌低下や胃粘膜の萎縮、下痢などを引き起こします。高齢者、胃酸分泌の低い人、胃を切除した人、アルコール性肝炎の人は、欠乏リスクが高まります。


≪緑内障予防≫
神経細胞内の核酸やたんぱく質などを合成し、修復します。疲れ目の諸症状改善や緑内障の予防にも、ビタミンB12の効果は認められています。


≪バイオリズム≫
バイオリズムの回復に役立つことが、明らかになりました。生活習慣の乱れや、海外旅行時の時差による体調不良、眠気など改善します。


≪微生物≫
微生物以外では合成されないため、植物に含まれるビタミンB12はきわめて希です。このため、厳格な菜食主義者の場合は欠乏症のリスクが非常に高くなります。




シーバックソーンの栄養素⑤SOD

≪酵素≫
スーパー・オキシドム・ジムスターゼ。活性酸素の消去に働く酵素です。がんや生活習慣に対する予防効果も証明されています。


≪不足すると...≫
がん 高血圧症 糖尿病 心臓病 高脂血症 虚血性疾患


≪フリーラジカル≫
活性酸素(フリーラジカル)は非常に酸化力が強いため、SOD(スーパー・オキシドム・ジムスターゼ)などの抗酸化物質が豊富に体内にない場合、正常な細胞を傷つけてしまいます。これがさまざまな病気や老化などの原因となります。


≪スポーツ≫
スポーツにより酸素消費量が高まったとき、ストレスで胃腸膜の虚血、再灌流(血液の流れがストップし、虚血状態のところへ再び血液が流れ込むこと)が繰り返されるときには、体内のSODが高まって大量に発生した活性酸素を消去します。


≪20歳代がピーク≫
残念なことに、SODは20歳代をピークにどんどん活性が衰えてしまいます。とくに40代をさかいに、急速にSODの生産能力は衰えます。


≪がん細胞≫
がん細胞では、活性酸素が非常に高い頻度で生産されます。SODには、がん細胞の活性酸素発生を消去する働きがあるため、抗がん剤としての可能性が大きく期待されています。


≪米国国立老年学研究センター≫
米国国立老年学研究センターは、10種類以上のサルの仲間についてSOD活性を比較し、SOD活性が高いサルほど長命であると発表しました。