マンゴスチン 別名「フルーツの女王」

神の食事 マンゴスチン

強い抗酸化効果を持つ「フルーツの女王」

≪特徴≫


・キサントンの抗酸化作用はビタミンEの5倍
・約40種類のキサントンを含む
・ビタミンB1・B2・B3・cが豊富
・マンゴスチンにしか含まれないダイエット成分HCA含有
・強い抗酸化効果を持つカテキンなどのポリフェノール類も多量に含有
・骨の形成に役立つマンガンも特筆すべき成分

≪マンゴスチンの栄養素≫

①キサントン
②HCA
③ビタミンB1
④ビタミンB2
⑤ナイアシン(ビタミンB3)


ビタミンC

タンパク質
カテキン/タンニン
カルシウム
リン
ナトリウム
マンガン


※この他にも、マンゴスチンは多くの栄養素を含有しています。


 

マンゴスチンの栄養素①キサントン

≪抗酸化作用≫
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用の特性を持つ植物栄養素です。現在世界で250種類のキサントンが存在することがわかっています。


≪不足すると...≫

がん 心臓病 脳血管疾患 高血圧 糖尿病 感染症


≪強力な抗酸化≫
キサントン(Xanthones)は、強力な抗酸化の特性を持ったファイトニュートリエント(植物由来の栄養素)。他の植物からは、最大でも8種しか確認されていないこのキサントンを、マンゴスチンはなんと40種類も含有しています。


≪抗菌・殺菌≫
抗菌殺菌作用、抗ウィルス作用、抗炎症作用、がん予防作用、抗腫瘍作用などが報告されています。発がんや炎症の悪化に関連する、転写因子の活性を阻害する作用も報告され、がんや炎症性疾患を治療する効果が期待されています。


≪活性酸素の抑制≫
がん、心臓病、脳血管疾患の3大死因を誘発する生活習慣病。その80%以上は活性酸素が原因といわれています。キサントンは、身体を酸化させ、老化へと導くおそろしい活性酸素の働きを、強く抑制します。


≪医学会も注目≫
とくに強い活性が判明しているマンゴスチン特有のアルファ・マンゴスチン、ガンマ・マンゴスチンと呼ばれる2つのキサントンは自然な科学物質として、その効果は医学界でも注目されています。


 

 

マンゴスチンの栄養素②HCA(ハイドロキシクエン酸)

≪痩身効果≫
ハイドロキシクエン酸のことで、クエン酸と非常に似た構造を持った物質です。ガルシニア類の果実から抽出した酸味成分で、痩身効果があります。


≪不足すると...≫
高コレステロール メタボリック症候群 動脈硬化 高血圧 糖尿病


≪脂肪の蓄積を抑制≫
HCAは、マンゴスチンやガルシニアの果皮だけに豊富にふくまれる、とても希少な成分。摂ってしまった砂糖や炭水化物が、脂肪に変わるのを阻害し、脂肪の蓄積を抑制する効果が確認されています。また脂肪自体を脂肪細胞に取り込みにくくする効果も明らかになっています。


≪高血圧予防≫
HCAは脂質の代謝をよくし、中性脂肪やコレステロールの値を正常に整え、動脈硬化や高血圧を予防する効果があると報告されています。


≪食欲の抑制≫
肝臓や筋肉では、HCAはグリコーゲンの生成を促進する働きがあります。グリコーゲンは、運動選手が持久力アップのために用いる物質で、空腹感を抑えて食欲を抑制します。


≪脂肪を分解≫
血中コレステロールを減少させ、溜まった脂肪を分解するリパーゼという酵素を活性化させて脂肪を燃焼させます。ダイエット効果が期待されています。


≪血糖値の安定≫
また、クエン酸が脂肪に変換するのを抑制することによって、血糖値が安定して空腹感を抑制する効果もあります。

 


 

 

マンゴスチンの栄養素③ビタミンB1(チアミン)

≪水溶性ビタミン≫
日本の鈴木梅太郎によって米ぬかより発見された水溶性のビタミンです。チアミンとも呼ばれ、不足すると疲れがたまってきます。


≪不足すると...≫

 

認知症 うっ血性心不全 肥満 アルコール性肝障害 更年期障害


≪食生活では不足≫
ビタミンB1は玄米や未精製の穀類に多く含まれており、かつての日本人の食生活で不足することはまれでした。けれども精米や精製された穀類を口にするようになり、いまでは他の食品で補うことが必要であると指摘されています。


≪更年期障害≫
脳や神経のエネルギー源である糖質の分解を助け、また抹消の血管を広げて血流をよくする効果があるので、ビタミンB1は更年期障害の様々な症状にも有効です。


≪認知症治療≫
コーネル大学の神経科学教授ゲイリー・ギブソン博士は、「ビタミンB1の摂取量が激減すると、脳のぶどう糖利用能力が低下し、精神活動が衰える」と報告。以降アルツハイマー型認知症治療にビタミンB1の投与が試みられており、国内の実験では12週間で症状の改善が見られました。


≪心臓≫
ビタミンB1の不足は、どうき、息切れを招いて、うっ血性心不全、心臓肥大へと移行します。心臓の正常な活動を維持するためにも、ビタミンB1は欠かすことができない重要な栄養素です。


≪アルコール≫
アルコール性肝炎のリスクは、ビタミンB1の不足によって高まることが証明されています。

 


 

マンゴスチンの栄養素④ビタミンB2(リボフラビン)

≪成長に不可欠≫
成長に欠かせない水溶性のビタミンで、リボフラビンと呼ばれています。日本人の中には不足気味の人が多いとされています。


≪不足すると...≫

 

 

かぜ症候群 肺炎 白内障 疲れ目 脂漏性皮膚炎 にきび


≪コレステロール上昇の予防≫
近年の研究によって、ビタミンB2は抗酸化剤として働き、有害な活性酸素を軽減。がんやコレステロール上昇の予防効果があることが明らかになりました。水溶性で体内に貯蔵されないため、毎日の補給がたいせつです。また、アルコールはビタミンB2の吸収を妨げるため、とくに飲酒の習慣がある人は毎日の摂取が欠かせません。


≪白内障の予防と改善≫
ビタミンB2には、目の機能を活発にして、目の粘膜を正常にする効果があります。充血や疲れ目以外に、老人性白内障の予防・改善にも役立ちます。糖質の代謝促進作用もあるので糖尿病性白内障にも最適です。


≪免疫力UP≫
ビタミンB2は、免疫力を高め、細胞の再生を促進します。その結果、皮膚や粘膜を健康にし、かぜの諸症状や肺炎に効果を発揮します。


≪皮膚≫
欠乏すると肌が脂性になり、吹き出ものやにきびが出やすくなります。ビタミンB2を十分に摂ることが皮膚の健康には不可欠。とくに鼻や耳の周辺、陰部などに脂肪粒ができる脂漏性皮膚炎の治療にも効果的とされます。


 

マンゴスチンの栄養素⑤ナイアシン(ビタミンB3)

≪代謝に不可欠≫
糖質、脂質、たんぱく質の代謝に不可欠な水溶性のビタミン。ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。


≪不足すると...≫

 

ペラグラ(代謝内分泌疾患) 頭痛 うつ 冷え性 口臭 胃腸障害


≪代謝≫
他のビタミンB群と同じように、糖質や脂質、たんぱく質の代謝に関わっています。循環系、消化系、神経系の働きを促進する等の働きがあり、欠乏すると皮膚炎や口内炎、神経炎や下痢などの症状を招きます。


≪血行促進≫
ナイアシンには、二日酔いのもとになるアセトアルデヒドを分解し、血行を促進させ頭痛や冷え性を改善する作用があります。


≪コレステロール≫
バージニア州立大学バージニア医科大学薬学部教授ジェームズ・マッケニー博士は「ナイアシンが悪玉コレステロールを撃退し善玉コレステロールを増大さえる作用は、ほかの何より

も高い」と報告しています。


≪頭痛≫
頭痛、めまい、不安感など、ナイアシンが不

足すると脳神経に悪影響を与えます。欠乏がひどいとノイローゼになることも。歯肉のただれ、舌の腫れ、口角炎、口臭などの諸症状や、食欲不振、便秘、下痢、胃炎などの胃腸障害を招きます。過度な飲酒習慣がナイアシン欠乏の元凶。ペラグラ(代謝内分泌疾患)発症のリスクも高まります。