シーバックソーンの臨床データ(学名:Hippophae rhamnoides)

分布エリアを中心に、世界各国で臨床研究が進められている。あまりに豊富な栄養成分に驚嘆した欧米の科学者たちが、シーバックソーンを生命の果実と命名した。

【がん】
ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・バイオロジー

マーガリンラクナウ研究所核医学放射線生物学部は、マウス実験により、シーバックソーンに放射線照射により誘発される遺伝毒性に対する保護機能があることをつきとめた。遺伝子毒性は、がんの原因となる作用で、この実験より、がんの抑制効果が示唆されている。


【胃潰瘍】
フィトテラピア

西安医科薬科大学は、シーバックソーンの種子の抽出油が胃潰瘍の治癒を早め、胃潰瘍の誘発を妨げることをつきとめ、胃潰瘍に対する予防と治療の両方の効果があると報告した。


【酸化】
ジャーナル・オブ・アグリカルチュラル・アンド・フード・ケミストリー

ベルリン工科大学食品化学研究所は、高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、シーバックソーンから抽出されたフラボノイドが抗酸化活性に寄与することをつきとめた。


【虚血性脳梗塞】
チャイナ・ジャーナル・オブ・チャイニーズ・マテリア・メディカ

蘭州医科大学は、シーバックソーンの種子の抽出油とラットの虚血性脳梗塞と行動のメカニズムについて研究。実験の結果、シーバックソーンの種子の抽出油には虚血性脳梗塞に対する保護機能があることを明らかにした。


【貧血】
ハーバル・ドラッグス

中山大学付属病院で行われたマウス実験により、シーバックソーンの抽出油には血液細胞に働きかける作用があり、生体内の脳脊髄液、赤血球の造血回復を促進したと発表。科学療法後の造血再構成のサポートに期待が寄せられている。