ノニの臨床データ(学名:Morinda citrifolia))

数百人の研究者や医師によって200以上の論文が発表された。現在も世界各国でノニの薬効成分の解明と臨床試験が行われている。

【がん】
キャンサー・リサーチ

ミネソタ大学ホーメル研究所は、ノニ果実より抽出された2種の配糖体が、がん細胞の形質転換の抑制に有効であることをつきとめた。また、キャンサー・リサーチは、肝臓がん誘発物質により誘発される肝損傷に対し、ノニが保護効果をもたらさせたと報告している。

【肺腫瘍】
ファイトセラピー・リサーチ

ハワイ大学医学部薬理学科の報告によると、ノニの果汁に多く含まれる多糖類は、肺腫瘍モデルのマウスの生存率を上昇させ、免疫機能の活性化が推定された。重要な臨床応用がん治療の補助剤としての活用を示唆している。

【痛み・不眠】
プランタ・メディカ

フランス・メッツ大学生薬研究所は、マウスを用いた実験で、ノニの根の抽出物に沈静作用、中枢鎮痛作用があることをつきとめた。さらに投与量を増やすことでノニの根の抽出物は安眠、沈静効果をもたらされた。

【結核】
ファイトセラピー・リサーチ

サントトーマス大学自然化学研究センターは、ノニの抽出成分であるヘキサンに抗結核作用があると報告した。今後の結核予防治療における応用が期待されている。

【酸化】
ジャーナル・オブ・アグリカルチュラル・アンド・フード・ケミストリー

ラトガーズ大学食品科学部は、ノニの葉に含まれているフラボノール配糖体と新種のイリドイド配糖体の抗酸化能力を測定、すべての化合物が強い抗酸化活動を示すことをつきとめた。

【細菌・バクテリア】
アメリカン・ソサエティ・オブ・マイクロバイオロジー

ホリスティック医学研究財団により、ノニの抽出物には大腸菌、ブドウ球菌、白せん菌などのさまざまな菌、バクテリアに対して、強い抗菌、抗カビ作用があることが確認された。